Firefoxのアドオン画面を表示すると「旧式」というラベルの付いたものがあります。
これが意味するものは何でしょうか?
気になったので調べて見ました。
アドオンの仕組みが変わる
Firefoxをバージョンアップに伴いアドオンの仕組みが変わることがアナウンスされています。
それによると、従来のアドオンはFirefoxの内部コードを書き換えることができるためセキュリティ上に問題があるとされています。
また、互換性維持の仕組みも複雑なようで、これらの問題を解決するために「WebExtensions」と呼ばれる標準的な仕組みを使うことになるようです。
「WebExtensions」は他のブラウザとの互換性をある程度保持できるようなので、開発する人は少しのコード変更で様々なブラウザにアドオンを提供できるメリットがあります。
そして、重要なのは以下のアナウンスです(公式サイトから抜粋)
2017年10月現在で提供されているFirefoxのバージョンは「56」です。
そして上記のアナウンスによると次の「57」では旧式のアドオンは使えなくなるということです。
対応方法は?
Firefoxのウリの一つは「ベースはシンプルで必要な機能を追加できる」ということだと思います。
自分にとって必要な機能をアドオンという形でカスタマイズしてきたのですが、使えないアドオンが出てくると困ります。
基本的なアドオン作者が新しい形式のアドオンに作り替えてくれるのを待つしかありませんが、更新が止まっているアドオンが対応してくれるのか不安がありますよね。
先ほどの公式サイトの続きはこうあります。
- Firefox以外のブラウザを使う
- Firefoxのバージョンを上げない
- 自分でアドオンを作る
ぐらいしかないでしょうか。
Firefoxを使うのを止めるというのが単純ですが、使い勝手が変わるのでできるだけ避けたいところです。
次のバージョンアップをしないのはセキュリティ上の問題が大きいので現実的な対応でありません。
最後の自分でアドオンを作るというのはハードルが高いですよね。。。
まとめ
新しい技術が出てくると、いずれは古いものは使えなくなります。
これは仕方のないことですが、切り替える時は何かと面倒です。
現時点では様子を見るしかないですが、これを機に別のブラウザを検討しておくこともいいかもしれません。
追加情報などがあれば、また記事にしたいと思います。
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