auの機種にもAndroid7アップデートのニュースが出ていましたが、HTC10にもようやく更新が来ました。
XperiaやGalaxyが更新され、Qua Phone PXや AQUOSにも更新がきたのに HTC10はなかなか来なかったので、かなり遅れるのかと心配していましたが、思ったより早く更新が来たので良かったです。
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更新は簡単だが時間がかかる
HTC10の Android7への更新は本体のアップデートから実行できます。
ただし、更新ファイルが約1.6Gbyteと巨大ですので、更新に約30分かかると表示されています。
ダウンロードだけでも少々時間がかかりますし、データ量が半端ないのでWi-Fi環境、かつバッテリーが十分にある状態で実行することをお勧めします。
更新内容は後で紹介しますが、ここでは更新の手順を紹介します。
更新内容が気になる方は、目次から「更新内容を確認」を参照してください。
まずは更新前のバージョンを確認しておきます。
Androidのバージョンは6.0.1となっています。カーネルのバージョンとベースバンドのバージョン、ビルド番号はおまけで載せておきます。
更新通知からダウンロードを選択し待つこと10分。ダウンロードが完了し、今すぐインストールで更新が開始されます。
何度か再起動を繰り返し、最後に更新完了のメッセージが表示されれば無事に更新完了です!
私は自宅の Wi-Fi環境で、バッテリー100%の状態で開始し、アップデートに要した時間は約30分、バッテリー残量は84%でした。
更新後のバージョンを確認しておきます。
更新内容を確認
Android7アップデートによる変更点を見てみます。
auの公式サイトに変更内容を纏めたPDFがありますので詳しく知りたい方はどうぞ。
項目だけ抜き出してみます。
- マルチウインド対応
- 通知パネル:通知画面上でSMS等を返信する機能の追加
- 通知パネル:クイック設定のショートカットを追加
- 設定アプリ:「データ使用」に「データセーバー」機能の追加
- 設定アプリ:一部の設定がONまたはOFFである事を知らせる表示を追加
- 設定アプリ:ストレージ利用状況など現在の状況を表示
- 設定アプリ:設定項目「表示サイズ」の追加
- 設定アプリ:夜モードの追加
- 設定アプリ:「通知の非表示」設定に選択項目が追加
- 設定アプリ:設定項目一覧を表示する機能の追加
- クイック設定:編集機能の追加および複数ページ対応
- カメラ機能:プロモードでのシーンセレクト追加
- カメラ機能:プロモードでカスタム設定の保存
- カメラ機能:自動露出機能の追加
- カメラ機能:HDRモードを選択時、撮影後にHDRアイコンが表示される機能を追加
- ホーム画面のアイコン配列に5×5が設定可能
- Bluetoothのペアリング時のUI変更
- Bluetoothでペアリングした端末の詳細表示画面の形式変更
- 位置情報機能OFFの状態で天気ウィジットを起動した際に、位置情報機能がダイレクトにONへ設定可能
- 天気ウィジットの地点タップ時、地点選択画面へのダイレクト遷移
- 画面固定機能の解除時の操作変更
- 「Google Duo」アプリがプリインストール
- 通知パネルのクリアボタンの名称変更
- BlinkFeedの「auスマートパス」名称変更
- 故障診断アプリの名称及び内容の変更
- 直前に開いていたアプリの簡単表示
- 設定アプリ:メニューボタン(アイコン)の追加
- 言語選択画面(表示)の変更および複数言語の登録が可能に
- 絵文字の一部デザイン・色変更
- 設定項目「最近使用したアプリケーションボタン」の削除
- ライブ壁紙の削除
- 「NFCタグリーダー」アプリの削除
- 「GLOBAL PASSPORT」アプリの削除
OSのアップデートに伴い、かなりの変更があるようです。
個人的に気になる点をピックアップしていきます。
マルチウインド対応
Android7のウリの一つが「マルチウインド対応」です。
アプリがマルチウインドに対応している必要がありますが、最近使用したアプリ画面で対象のアプリを長押し、「ここにドロップして分割画面を使用する」へドロップすると、画面が分割表示され別アプリを表示することができます。
マルチウインドでYahoo!天気とEメールを表示してみました。
マルチウインドに非対応のアプリの場合は「アプリが分割画面に対応してません」と表示され、マルチウインドにはできません。
また、一応表示できるものの、完全対応していないと思われるアプリは「アプリで分割画面が動作しない可能性があります」と表示されますが、マルチウインド表示はされました。
正直、タブレットでは使いやすいと思いますが、スマホの画面だと少し狭くて使いにくい感じです(汗
ただ、別アプリの情報を見ながら、ブラウザに入力したりするのは便利そうです。
まだマルチウインド対応のアプリは少ないですが、今後数が増えれば使う場面が増えそうな機能です。
データセーバ機能の追加
データ通信量を抑える機能が「データセーバ」です。
バックグラウンドの通信を停止することで通信量を抑制するようです。
アップデート後の初期値はOFFになっています。
こうした機能は、以前からメーカーごとに実装されていましたが、OSレベルの機能として追加されたことはいいと思います。
個人的にはバックグランドで通信することが必要なケースが多いと思うので、実際に使うことはあまり無いと思います。
アップデート後に、アプリのデータ更新がされないということがあれば、この設定を確認してみたほうがいいかもしれません。
ストレージ利用状況など現在の状況を表示
これは地味ながら便利になった点です。
設定画面から詳細を見なければ分からなかった状況が、一覧で見えるようになりました。
設定項目一覧を表示する機能
設定アプリのメニューから項目一覧を表示する機能が追加されました。
設定のトップに戻らなくても良くなったのが良いですね。
クイック設定の編集機能、複数ページ対応
クイック設定の編集ができるようになりました。
自分の使いやすいように変更できるので、これも地味に便利な機能です。
まとめ
アップデート後の動作レスポンスについては大きな変化は感じられません。
もともとサクサクと動いていたので、この点については良かったです。
バッテリーの「もち」はこれから評価することになりますが、Android7になって良くなったという評価があるので期待したいところです。
今回のアップデートで、ホーム画面やカメラアプリも機能が追加されていますが、純正でないアプリを使っているのでこの点については未評価です。
カメラの自動露出機能は使ってみたい気はしますが。。。
アップデート後の不具合報告も今のところないようですし、HTC10をお持ちの方はアップデートしてみてもいいのではないでしょうか。
アップデートの際は、時間とバッテリーの余裕があるときをお勧めします!
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