セキュリティセフトの「ESET Internet Security」を使っている知人からパソコンを起動したら警告表示が出てきたという連絡がありました。
遠方なのですぐに行けないため、画面のキャプチャーを送ってもらいました。
送られてきた画像を切り出したのがこちら
どうやらスマホで直撮りしたみたいですね(汗
「重大なアプリケーションエラーが発生しました。ウイルススキャナの初期化が失敗しました。ウイルス対策保護は正常に動作しません」
という内容です。
ESET Internet Securityはコスパの高いセキュリティソフトです。
動作は軽く、3年間で5台にインストールできて、7000円位で購入できるので私も使っています。
Contents
サポート情報を確認
まずは公式サイトに関連する情報がないか調べてみました。
すると下記の内容を発見しました。
April 2018 Update(Redstone 4)を適用した一部のWindows 10環境で、「ウイルス対策機能が機能していません」のメッセージが表示される
公式サイトの内容としては、Windows10 32bitで 2018年4月の大型アップデートを実施した場合に警告が表示されることがあるとのこと。
対処方法として下記が示されています。
- 最新バージョンを使用する(2018年6月現在では、V11.1.57)
- 設定の「保護されたサービスを有効にする」をオフにする
バージョンと設定の確認
バージョン確認
知人の環境を確認するために、まずはESETのバージョンを確認します。
ESETのバージョンはタスクトレイにあるESETアイコンを右クリックし、バージョン情報を選択すると表示されます。
するとバージョン情報が表示されます。
知人のインストールしているESETは最新バージョンになっているようです。
設定確認
次に設定の「保護されたサービスを有効にする」が無効になっているか確認します。
こちらの手順は公式サイトにあるので、それにしたがって表示します。
確認した画面の内容を聞いてみたところ「保護されたサービスを有効にする」はオフになっているとのこと。
公式サイトに書いてある情報と話が食い違います。
Windowsの環境を確認
念のため、Windowsに April 2018 Updateが適用されているのか聞いてみると、長い時間かけてアップデートが実行されたとのことなので、間違いないでしょうか。
となると、他に原因があるのかもと考えてみましたが、公式サイトを見直すとWindows10 32bit環境で現象が発生した場合の対処方法となっています。
まさかと思い、知人にWindows10のシステム情報で確認してもらうと「Windows10 64bit」環境とのこと。
公式サイトでは 64bit環境では、この警告表示の件は該当しないとなっていますが、なぜか「保護されたサービスを有効にする」がオフになっていますので、試しにオンに変更してもらい、パソコンを再起動してもらいました。
パソコンの再起動後、警告表示はされなくなったとのことでした。
まとめ
ESETでの警告表示に関しての対処を紹介しましたが、Windowsの環境とソフトの環境によって様々な問題が起こり得るのだと、改めて感じました。
「保護されたサービスを有効にする」が、なぜオフになっていたのか分かりませんが、公式サイトには2018年6月4日の修正モジュールで自動的に無効になったということが書いてありました。
これはWindowsが 32bit環境の場合だけ適用されるのかと思いましたが、そうではないのかもしれません。
逆にWindows 64bit環境では「保護されたサービスを有効にする」がオフになっていると警告が出るのかも。。。
そこまで検証はできませんでしたが、もしそうであるなら、さらに追加の修正モジュールが提供される可能性がありますので、何か情報があれば、またお知らせしたいと思います。
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