Windowsアプリケーションの開発をしていると、アイコンを作成する必要が出てきます。
そこでアイコンファイル(icoファイル)を作成するのですが、開発ツールである Visual Studioで作ろうと思うと、結構使いにくくて困ってしまいます。
そこで簡単にアイコンファイルを作れないかと調べた結果、使い勝手のいいフリーソフトがありましたので、紹介したいと思います。
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paint.netを使う
paint.netというフリーのペイントソフトを使います。
https://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se493364.html
シンプルな見た目のわりにペイントソフトとしては最低限必要な機能が揃っていて使い勝手はいいです。
レイヤーが使えますし、ぼかしやノイズ除去といった効果を付けることもできます。
paint.netはアイコンファイルを扱うことができませんが、プラグインを使うことでアイコンファイルを作成できるようになります。
プラグインを入れる
アイコンファイルを扱うプラグインをダウンロードします。
zipファイルがダウンロードされるので、任意のフォルダにコピーし、解凍して出てきた「IcoCur.dll」を paint.netがインストールされているフォルダにある「FileTypes」フォルダにコピーします。
通常、paint.netは「C:\Program Files\paint.net」にインストールされていると思いますので、「C:\Program Files\paint.net\FileTypes」となります。
もし、FileTypesフォルダがなければ作成してください。
画像を作成しアイコンとして保存
ここまでできれば、paint.netを起動し、アイコンの絵を作成します。
アイコンは正方形が基本なので、画像サイズを 128×128や 256×256にしたほうが作りやすいと思います。
絵ができたら「ファイル」メニューの「名前を付けて保存」をクリックします。
するとファイル保存のダイアログが表示されるので、ファイルの種類を「Icons(*.ico)」を選択します。
「保存ボタン」を押すと、アイコンとして保存するサイズ・色深度を選択する画面が表示されます。
「Save Mode」が選択できるようになっています
「Merged image」は1つのアイコンファイルに複数のサイズのアイコンを含めます。
「Each layer as an image…」は、各サイズをレイヤーとしてアイコンファイルに保存します。
一般的には「Merged image」で問題ないと思います。
(実は Each layer as an image…のほうはよく分かりません(^^;)
あとは「OK」ボタンを押せばアイコンファイルの完成です。
まとめ
1つの絵から複数のサイズデータを作ってくれるのがありがたいです。
アイコンサイズごとに絵を変える場合は、Visual Studioのようにサイズ毎に作るしかないですが、サイズが違っても同じイメージであれば、今回紹介した paint.netを使ったほうが早いです。
複数のサイズを持つアイコンファイルを作成するときの参考にしてください。
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