Windowsでは既定のアプリの設定があり、ファイルの種類で起動するアプリを決めることができます。
先日、Amazon Web Service(AWS)のストレージサービスである S3を使うことがありました。
AWSはブラウザで使えますが、ストレージに直接アクセスできる S3 URIというものがあります。
これは「s3://」で始まり、「s3://backet/folder/」のような文字列になります。
ブラウザでサイトにアクセスする際に「https://」が頭についているのと同じ意味合いで、プロトコルと呼ばれる通信方法を示すものです。
プロトコルで起動するアプリ
ブラウザが対応するプロトコルであれば、ブラウザが表示してくれますが、s3プロトコルはブラウザで表示することができません。
自分の環境でブラウザに s3://~を入力すると、WinSPCというフリーソフトが起動しました。
これは WinSCPが s3プロトコルに対応しているからですが、知人の環境では WinSCPをインストールしていなかったので、ブラウザに s3://~を入力すると対応するアプリがないとエラーが表示されます。
WinSCPをインストールすればいいのですが、ふと複数の対応アプリがあった場合は、どれを起動するか設定できるのだろうかと気になって調べてみました。
冒頭に書いたようにファイルの種類(拡張子)で既定のアプリを設定できるのは分かっていましたが、設定画面を見ると、「プロトコルごとに既定のアプリを選ぶ」という項目がありました。
「プロトコルごとに既定のアプリを選ぶ」をクリックすると、プロトコル別に関連付けられたアプリの一覧が表示されます。
s3プロトコルを見てみると WinSCPが関連付けられているのが分かります。
変更したい場合は、WinSCPをクリックするとアプリケーションを選択することができます。
s3プロトコルに対応したアプリがインストールされていない場合は Windowsがどのアプリを起動していいのか分からない状態になります。
まとめ
あまりプロトコルを意識することはないかもしれませんが、インターネットの世界では様々なプロトコルが使われているので、知っておいて損はないと思います。
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